さて、シカクです。(そこそこ長いから注意してね❤︎)
2015/12/29
今週も引き続きカクカクやっていきたいと思います。
もうお馴染みのパターン並べ。もはや慣れっこです。
一つ一つラインとか気にしながら丁寧に裁断します。
上の写真は玉用のポリエステルの2mm芯にミシンで仮縫いかけているところ。
今日はマルの流れに続いて『玉』の作り、それと『形出し』にちょっとフォーカスします。
ハンドルにかけて、”逃げる”玉を作るので、上のようにサンカクに切って、さらにvタックを入れます。
そうしないと、革の厚みがあるのでうまく逃げてくれないんですよね。
タカタカタカタカ、リズムよくミシンを踏んできます。
(実際はダダダ、ダダッ、ダダダダーッかな)
エンド部分もはじめと同じように斜めにカットしてvタック入れます。
ほらね、きれいに逃げてるでしょ?
『半針入魂』して
まとめの片側が縫いあがりました。
この状態で、玉を食っていないかとか念入りにチェックします。
(玉を必要以上に縫いこんでしまうことを”食う”って言います、そのまんまですよね)
内側はアクリルの20mm杉綾テープで手巻きします。
一点ものなので、革巻きバインダーとかは使いません。
手でテープ巻きます。これね、なかなかコツがいるんです。
よいっしょ、よいショーっと
はい、ひっくり返りました。
きれいに形出てるでしょ!?
玉ブチがあるおかげで、パーンとした形出しができるのです。
(型紙もそうなるようにちゃんと計算してます、イヤなやつです笑)
でも、なんでも玉入れればいいってもんでもないのがミソなんですけどね。
ほらね、
いい感じでしょ。
この<形を出す仕事>に、ぼくは結構神経を使います。
なかなか、こういったページでもない限りみなさんにお伝えできないことだったので、
ゆっくり説明できるのって嬉しいです。
ひっくり返すまで、どんな形になるかウキウキワクワクしながら進むんですよ、
内縫いの醍醐味であり、緊張の一瞬です。
はい、
それでは続いてハンドル部分の作業にまいりましょう
(↑型紙並べてた時には無かったパーツ。作ってる内に思いついちゃってこっちで作りたくなっちゃったんですよ)
マルサンカクシカクシリーズのハンドル部分は全体の雰囲気を出すための重要なパーツです。
ちょっとしたカーブのつけ方などで、大分印象が変わってしまうので
実は何回も形を変えサイズを変えながら、進んできました。
サンカクとマルのハンドル部分は、できるだけ直線で胴の部分がギュっとフラットに絞られるような
イメージでしたが、
今回は、自然に形にとけ込むような流線的な流れにトライしてみました。
(ってだいぶ、変えちゃいました。大胆路線変更です)
結果、、、
なんか違うわ。
って思い、
(上から見るといい感じなんだけどね、なんか違うわー)
そしてすぐさま解いてパーツ変えてまた手縫いをやり直すのでした〜汗
、、そんなもんなんです。
何回もやり直したりして、いいところで終いをつけるのです。
こりゃもう少し時間かかりそうですね。
それではまた。
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